しくじり診断学@広島大学病院
HGS(Hiroshima Green Summit)主催「しくじり診断学」(2018/12/1、広島大学病院)に参加された、広島大学病院 総合内科・総合診療科の池田 晃太朗先生の体験レポートです!
ーー 津山中央病院 総合内科・感染症科の藤田浩二先生、島根大学附属病院卒後臨床研修センターの和足孝之先生による(おそらく)業界初「しくじり」に注目したwork shop(WS)でした。「いかに診断をつけるか?」ではなく、「いかに診断エラーを減らすか?」という部分にフォーカスし、講義→グループワーク→講義、という段取りであっというまの3時間でした。
講義はシステム1・システム2、主要な認知バイアス等についての紹介から始まりました。それらは診断エラーにつながるものであり、いかに防ぐか・・・というお話でした。詳細は控えますが、お話が非常にわかりやすく、自分がこれまで無意識におこなっていたことが整理されていく感覚がありました。私は卒後3年目の総合診療科の医師ですが、医学生の方々にも十分役立つ内容だと感じました。むしろこれを医学生の頃から意識できておけば・・・とも思います。メタ認知、意識していきます。
グループワークではまずグループ内で各々の「しくじり症例」を紹介し合いました。その後にグループで1つクリニカルパールを作り、全体に発表するという流れでした。NO BLAMEを合い言葉に、初期研修医の先生方を中心に活発な意見が飛び交っていました。内容面ではやはりメタ認知についてのパールが多かったように思います。メタ認知、大事ですね!
あらゆる年代に通じる、ありそうでなかったWSでした。聞いたその日からしくじりが減る、そんな素敵なレクチャー。次はあなたの街での開催かもしれません。藤田先生、和足先生、ありがとうございました!
↓HGS(Hiroshima Green Summit)の詳細はこちらから↓ https://hiroshimagreensummit2010.jimdo.com/