Choosing Wisely 初陣@岡山
2017年3月31日 岡山大学MUSCAT CUBEにて「Choosing Wisely 初陣@岡山」を開催しました。講師には国立病院機構大阪医療センターの松本謙太郎先生こと、マツケン先生をお迎えし、18名の参加者で終始賑やかな会となりました。
全国津々浦々で医学生や研修医向けの勉強会を開いていらっしゃる先生とは、先月とある勉強会でお会いしました。臨床推論の熱いレクチャーもさることながら、その後の懇親会で医学教育に対する考えを伺って感銘を受け、何としても岡大の学生や研修医の方々にもお話をしていただきたいとお願いしたのが開催のきっかけです。日々漫然と机に向かって勉強しているようでは生きた知識は入ってきません。勉強会というのはその場で知識を得るだけなく、定期的に刺激を受けることで自らの方向性を修正していく機会でもあると考えています。普段から大学の内外に目を向けて、面白いと思った会や先生のお話はどんどん共有していくべきだと感じました。関西・中四国若手医師フェデレーションや岡山医学生学会COMEsは、そんな情報共有の場として最適なのだろうと思います。
今回のテーマである「Choosing Wisely」は直訳すると「賢い選択」。つまり医療の無駄をなくしていこうというキャンペーンの一貫です。当日は症例を提示していただき、診断に至るために必要のない(なかった)検査について議論を交わしました。今後は医療にも持続可能の概念を適応していく必要があるのかもしれません。普段の勉強から一歩進んだ、とても実践的な考え方を学ぶことができました。
最後になりましたが、大変お忙しい(当日は二大学連続で勉強会をされたようです!)上に天気も悪い中ご足労いただいた松本謙太郎先生には大変感謝しております。今回都合があわなかった学生のためにも、ご予定があえばまた岡山にお呼びできれば思います。また、急なお願いにも関わらず会の運営や広報をしていただいた片岡仁美先生とGIMセンターの宇野みか様、ARTプログラム推進室の早瀬佳子様、そしてもちろんCSYFeの皆さんにもこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
(岡山大学医学部医学科6年 日高啓介)
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